UntappdというビールSNSアプリがある。
飲んだビールを記録、レーティングでき、世界のビール好きとつながる素敵なSNSだ。
利用を始めて6~7年になる。
淡々と自分の飲んだビールを登録し、よくわからない外国人のよくわからないビールにTorstボタン(イイネのようなもの)を押す。基本、英語なのでほとんど何言ってるのかわからない。
ほぼ記録アプリという使い方しかしていない。
それだけでも便利で、楽しいアプリだ。飲んだことはあるけどどんな味だったか忘れたビールなどは、バーコードをピッとスキャンするだけで、過去の自分がどんな評価を下しているかを即座に表示できる。おかげでずいぶん地雷を回避させてもらった。たまに、飲んだビールに応じてバッジがもらえる。バッジを集める楽しみのために、飲みたくもないビールを飲むこともある。
だけど、俺はこのアプリのまだ見ぬ可能性を密かに提唱していた。
飲んだビールを登録することはできる。近場のビアバーを検索することもできる。それなら、ビアバー側からアクションを起こせるのではないか?
新しい樽をタップに繋いだとき、近隣に住む、その銘柄か似たテイストのビールを高く評価しているユーザーに、「繋いだで!」という通知を送れるのではないか。ユーザー側からは、気になってるビアバーのタップに今、何が繋がっているのかリアルタイムに知ることができるようにはならないか。
酒屋も利用できそうだ。
珍しいビールを仕入れたとき、ユーザーに通知を送る。酒屋の場合、アプリを通販のプラットフォームとして使えるようにしたら、どうか。
そんなことをずっと考えながら利用し続けて、この間ふとサイトをすみずみまで見てみたら、それらしきページがあった。
Digital Beer Menus - Untappd for Business
英語なので何言ってるのかいまいちわからないが、料金を払ってビジネス用にUntappdを利用できるようだ。Untappdは進化している。うれしいことだ。
次なる課題は俺がもうひとつ極秘に提唱してきた、アフターケアだ。
なにせビールクズの飲んだビールの本数という、本人たちも把握していないデータを握っているアプリだ。
肝臓、血圧、痛風、糖尿等に効く薬の紹介、地域の専門病院へのリンク等、Untappdの可能性はまだまだ広がっている。