Apple Musicの家族プランに加入して、複数のデバイスで音楽を聴き放題にしている。それぞれのスマホを使って、俺はおもにBluetoothスピーカーで、嫁や子供らはBluetoothイヤホンで、めいめい音楽を楽しんでいる。数少ないサブスク非解禁のミュージシャン以外は、CDを買うことも、それを再生する機会も大幅に減ってしまった。それが良いことなのかどうかはわからないが、音楽を聴くスタイルがこの10年で大きく変化したことは間違いない。
長女は、ボーカロイド周辺の楽曲を好むので、ほぼApple Musicのみで問題はないようだ。だけど次女はイケメン好きなので、ジャニーズのグループの曲が聴きたいのだ。ジャニーズのグループは、ほとんどサブスクに楽曲を提供していない。
超久しぶりに、CDをレンタルしてみた。次女の好みは、大方嫁が把握しているので、嫁チョイスで数枚借り、家に帰り、パソコンのディスクトレイにCDをセットし、これまたご無沙汰のWindowsメディアプレーヤを立ち上げ、「やっぱ音質は高くしておくか?」と次女のほうを見たら、この顔でこちらを見ていた。
えっ。
いや、大丈夫やから。全然、グレーとかでもないから。めっちゃホワイト。
ていうか、CDのレンタルショップって、何のためにあると思ってたん?
えっ。聴いて、返して、終わり、って、思ってたかー。
そう、生まれた時からサブスク世代は、音楽を取り込むことを知らないのだ。
かろうじてCDをみたことはあるが、カセットテープにダビングするという行為を知らない。パソコンに取り込むことを知らない。メタルテープもハイポジも知らないから、音質がどうとか言ったところで、その概念がないのだ。おまえのSixTONESを、ノーマルテープに焼いてやろうか!
取り込んだ音源を次女のスマホに転送し、MP3アプリで聴けるようにしてやったらまた、「これ合法なん?」
大丈夫!
Appleのアプリはそのへん、厳しいから!
存在する時点で、色々クリアしてるから!
親父を、犯罪者を見る目で見るんじゃねえ!